今回のブームの引き金となったのは、国内最大手の配信サービスが手がけた大規模なデジタル修復プロジェクトだ。半世紀近く前のマスターテープからノイズを取り除き、音声も現代の音響システムに合わせて最適化された。画面の向こうで飛び散る汗や、舞台セットの質感までがリアルに伝わってくる。
配信開始直後から、国内ランキングの上位を独占。仕掛け人であるプロデューサーは「単なるアーカイブの公開ではなく、現代のエンターテインメントとして通用するコンテンツだと確信していた」と語る。その狙いは見事に的中し、週末のSNSのトレンドワードには毎週のように番組関連のワードが並ぶ事態となっている。