企業が最も法違反を起こしやすい場面が、新卒採用や中途採用の選考プロセスです。厚生労働省が定めるガイドラインでは、性別を限定した募集はもちろん、選考過程で特定性別にのみ課す条件や質問を固く禁じています。
面接官が無意識に投げかけてしまいがちな以下の発問は、厚生労働省の指針に抵触する代表的な禁止質問です。
【採用選考時のNG質問例】
・「結婚の予定はありますか?」「子どもが生まれたら仕事を続けますか?」
・「配偶者の転勤についていく予定はありますか?」
・「女性(または男性)が多い職場ですが、人間関係はうまくやれますか?」
・「残業や出張が多いですが、家事や育児との両立は大丈夫ですか?(※女性にのみ質問する場合)」
募集要項において「営業職(男性歓迎)」「一般事務(女性募集)」と記載することは完全に違法です。「カメラマン」「看護師」「客室乗務員」など性別中立な職種名を用いなければなりません。昇進試験においても「男性社員は勤続3年で受験資格付与、女性社員は5年」といった差別的な運用は一切認められません。