この現象に対し、教育委員会や学校現場の対応は分かれている。ある公立中学校の校長は、「卒業式は厳粛な儀式であり、悪ふざけのような歌詞で歌うべきではない」と一蹴する。式典の品格を保つため、従来の歌詞での歌唱を徹底させる学校は依然として多い。
一方で、柔軟な姿勢を見せる学校も現れ始めた。ある私立高校では、卒業式の前日に開催される「予餞会(三送会)」において、クラス対抗の替え歌コンテストを公式行事として採用した。担当教諭は「生徒たちが自分たちの言葉で3年間を振り返る姿は、既製の歌詞を歌わされるよりもはるかに感動的だった」と振り返る。