夜間に赤ちゃんの鼻水が悪化し、呼吸が苦しそうに見える際、翌朝まで待つべきか夜間救急外来に駆け込むべきかの判断は非常に緊迫します。判断の決め手となるのが「呼吸パターンの異常(努力呼吸)」です。
胸元の服を脱がせて直接赤ちゃんの胸とお腹を観察した際、以下のようなサインが現れている場合は、気道狭窄や下気道炎が疑われるため、速やかな受診が必要です。
【即座に救急受診を要する呼吸音とサイン】
・喘鳴(ぜんめい):息を吸うときや吐くときに「ぜーぜー」「ヒューヒュー」という狭窄音が胸から聞こえる。
・陥没呼吸:息を吸うたびに鎖骨の上、肋骨の間、みぞおちがペコペコと深くへこむ。
・鼻翼呼吸:息苦しさから小鼻をピクピクと広げて呼吸している。
・シーソー呼吸:息を吸うときに胸がへこみ、お腹だけが異常に膨らむ。
・チアノーゼ:唇や爪ベッドが紫色・灰色に変色し、呼びかけに対する反応が鈍い。
「息苦しくて横になれず抱っこでないと眠れない」「咳き込んで何度も嘔吐してしまう」といった状態も、夜間であっても小児救急電話相談(#8000)へ直ちに連絡の上、当番医を受診すべき重大なシグナルです。