桑名正博のルーツを辿ると、明治や大正どころか、江戸時代にまで遡る。彼の家系は代々、大阪で「桑名興業」という名の事業を営んできた。主な業種は林業や不動産業、そして運輸業だ。特に関西の発展期において、木材や土地の取引で莫大な富を築き上げたという。
地方の地主レベルではない。大阪の発展と共に歩んできた一族であり、その資産規模は全盛期には計り知れないものがあった。桑名自身も生前、テレビ番組などで「実家には蔵がいくつもあった」と語っていたが、これは誇張でも何でもなく、歴史的な事実に基づいた発言だったのだ。